秋深まりぬ

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10月後半になって、ようやく秋らしくなってきました。午後、いつもの田舎道を走っていると、田圃を焼く煙の匂いがしてきました。田園風景は、幼い時から慣れしたんできたこともあり、晩秋に漂うものを焼く匂いは、なんとも言えない郷愁を湧き起こします。あちこちにコスモスも咲いていて、秋の深まりをひしひしと感じました。

 

いろいろと事情があり、礼拝には出席できないでいます。それでも、日々御言葉には触れ、ひとり祈り、心を落ち着けるようにしています。今日はふとイザヤ書を開いて読み、心を洗われるような思いがしました。

 

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わたしの思いは、あなたたちの思いと異なり

わたしの道はあなたたちの道と異なると主は言われる。

天が地を高く超えているように

わたしの道は、あなたたちの道を

わたしの思いはあなたたちの思いを、高く超えている。

雨も雪も、ひとたび天から降れば

むなしく天に戻ることはない。

それは大地を潤し、芽を出させ、生い茂らせ

種蒔く人には種を与え

食べる人には糧を与える。

そのように、わたしの口から出るわたしの言葉も

むなしくはわたしのもとに戻らない。

それはわたしの望むことを成し遂げ

わたしが与えた使命を必ず果たす。

あなたたちは喜び祝いながら出で立ち

平和のうちに導かれて行く。

山と丘はあなたたちを迎え

歓声をあげて喜び歌い

野の木々も、手を叩く。

イザヤ書 55章8-12節 新共同訳

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僕らがくよくよ思いわずらい、ああしてくださいこうしてくださいと祈ることよりも、遥かに高く、思いもよらぬ解決を、主は約束してくださっている。そう思うと、ただ信頼して委ねることが大切さを実感せずにはいられません。

 

「思い煩いは、何もかも神にお任せしなさい。神があなたのことを心にかけていてくださるからです。」第一ペテロ 5章7節 新共同訳

これはよく引用されるところだけど、ペテロだってイエス様と行動を共にしていた時は、さんざん思い煩ってたし、そんなに簡単なことではないとは思いますけれどね。

 

さてまた一週間が始まりました。今週もしっかり地道に歩んでいこうと思います。

彩の国マラソン 10kmに参加してきました。

- わたしは戦いをりっぱに戦いぬき、走るべき行程を走りつくし、信仰を守りとおした。(テモテへの第二の手紙 4章7節)

 

僕が走り始めたのは2007年。かれこれ10年近くになる。でもここ2年ぐらいはかなり走ることに後ろ向きになっていた。以前はフルマラソンにも時々出ていたのに、めっきりレースにも出なくなってしまった。その間に受洗し、日曜日は教会へ。レースは大抵日曜日なので、ますますエントリーもしなくなる。レース参加という目標がなくなると、ますます走るためのモチベーションも減ってしまうという悪循環から抜けられない状態が続いていた。2週間か3週間に一回走るか走らないか。

 

夏前ぐらいだろうか。妻が教会音楽科に通っている某キリスト教系大学の職員の方が、クリスチャンのランナー仲間の集いをしていることを耳にした。中には牧師もいるという。へー、礼拝は休みにしてレースに出るのかなと思ったら、土曜日とか、日曜以外の祝日のレースに参加するんだそうだ。妻を通じて、機会があったら参加したい旨を伝えておいた。

 

そんなこんなで、昨日土曜日の彩の国マラソンにエントリーし、参加してきました。以前僕がよく参加していたいくつかのレースとは違い、参加者はそんなに多くないアットホームな大会。戸田にある彩湖に一周5kmのコースを設定し、そこをぐるぐるまわるスタイルで、フルマラソン、30kmの部もある。僕はいまはとてもそんな距離を走れる状態にないので、10km。今回のクリスチャンランナーは全部で7名。所属教会も住んでいる地域もバラバラ。年齢層もバラバラだ。うち1名がフル、もう1名が30kmで、残りは僕も含めて全員10km。それぞれがそれぞれの目標に向けて頑張って走っていた。特に長距離のお二人はバリバリのシリアスランナー。僕だけは「練習のつもりで」なんて言っていたが、結果としては練習以下ともいっていいタイム。全然体が思うように動かないし、1kmごとの距離表示が来るのがやたらと遅く感じる。足が前に出てくれない。気持ちばかりは前に進みたいのだけれど、足はまったくついてこない。まあ当然だ。ここしばらくはまったく走っていなかったわけだし、タイムを測るような練習もしていなかったし、そんな状態でまぐれで良いタイムが出るほど、ランニングというのは甘いものではない。

 

でも久々にレースに出られたこと、また信仰を同じくする仲間たちと一緒に走れたことというのは、本当に楽しかったし、とても良い経験になった。走り終わって、芝生の上で皆で軽食をとり、談笑し、最後は共に祈って解散した。秋晴れの素晴らしいレース日和で、何もかも恵んでいただいた気がしている。

 

冒頭に掲げた聖句、パウロがランナーだったかは知らないけれど、走るべき行程を走りつくし、というのはランナーならピンと来る。レースの途中で歩かざるをえなくなった時の、DNFした時の挫折感とかね。最近の僕は、まさにレースの途中から歩いているランナーみたいだった。でも今回のレースをきっかけに、また走りだそうと思えるようになった。この機会を与えてくださった主に感謝して、この記事を終えたい。

パイプを売ってる変なコンビニ

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近所というほど近くもないが、僕の居住エリアにあるコンビニに、一風変わったところがある。コンビニになる前はタバコ屋だったのだろうか、やたらとタバコのラインナップが充実していて、葉巻もあるし、さらには写真のようなパイプまである。

 

僕はタバコは吸わないし、吸いたくもないけど、パイプにはちょっと憧れがある。小学校高学年くらいの時によく読んでいた、そう、シャーロック・ホームズのトレードマークだったからだ。あと、誰だかさっと名前は出てこないけど、文豪という称号が恥ずかしくない作家とか。実際にパイプを使っていた人は一人だけ知っていて、それは大学でドイツ語を教わった先生だった。

 

普通のタバコにはネガティブなイメージしかないけど、パイプにはなんとも言えず知的な雰囲気がまとわりついていて、許容してしまいそう。もっとも、ある程度の年齢や落ち着いた雰囲気が伴っていなければ似合うはずもなく、多分僕は死ぬまでパイプを加えて絵になるような男にはなれないだろうな。

 

ちなみにこのコンビニは、ミニストップ八千代米本店というところ。充実のタバコラインナップのほかにも、でかいムーミンのぬいぐるみとか、訳のわからないものをいろいろ置いています。

星空の撮り方

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行きつけのペンションのオーナーに教わった、立派な機材じゃなくてもそれなりに星空の写真が撮れる方法。


1: F値シャッタースピードをいじれるカメラを用意。三脚で固定。運悪く三脚がない場合、なんでもいいから固定できれば。最悪、地面に置いて、石とか枝とかで角度をつけるてもあります。


2: マニュアルフォーカスに設定し、ピントを無限大∞から少し戻す。(オーナー曰く、星は無限大の距離にあるんじゃなくて、そのちょっと手前にあるってことなんですね。)


3: F値開放に設定。なのでレンズはできたら明るいレンズがいい。ISO値を3200-6400ぐらいに設定。(カメラの性能によってはもっと低くてよいかも)


4: ホワイトバランスを調整。蛍光灯系の設定が星空の濃い青さにうまく合う感じ。


5: シャッタースピードを10〜15秒に合わせる。星の光をセンサーが十分に受け取れるように。でも長すぎると(目安としては30秒超えると)、星が動いてしまう。


6: セルフタイマーを使って、シャッターを切るときの手ぶれを防ぐ。


7: あとは数値を少しずついじって、撮れた写真を見ながら調整していき、たくさん枚数を撮る。


8: 一番難しいのは、場所と天候。周りが暗いところ、大きな光源がなるべくないところが良い。月はかなり明るいので、新月の時とか、月が沈んでからが良い。今回は満月に近く、午前3時頃、月が沈んでから撮影しました。

 

今回の機材はPentaxのK-01というミラーレス機、それにTamronのA09という28-75mmのレンズ。F値は開放でF2.8。10年前くらいに買ったレンズです。長野県の乗鞍高原で撮影。三脚なかったので、地面に置いて撮っています(^_^;)